ニューヨークが“近代的大都市になる前”は、今とはまったく違う世界でした。
大きく 3つの時代 に分けて説明するととても分かりやすいです。
1. 先住民の時代(1600年代前)
今のマンハッタン島は
レナペ族(Lenape) という先住民の土地でした。
島全体は濃い森林に覆われていた
湿地が多く、川と小川がたくさん
鹿、カワウソ、ターキー、魚が豊富
小さな集落に分かれて狩猟・漁労・農耕をしていた
マンハッタンの名前はレナペ語に由来すると言われています。
ニューヨークは元々“ほぼ手つかずの自然と森”でした。
2. オランダ植民地時代(1600〜1664)
ニューヨークは最初、
ニューアムステルダム(Nieuw Amsterdam) という名のオランダ植民地でした。
当時の街は、小さな村に近い規模で、
マンハッタン南端に20~30軒ほどの家
風車、木造の家、家畜小屋
道路はほぼ未整備で泥道
交易所と港が中心
オランダ人は毛皮交易(ビーバーの毛皮)が目的で来ており、商業色が強かった。
「賑わっていた」というより、
“港と交易所を中心にしている素朴な港町” でした。
3. イギリス統治~19世紀前半まで(1664〜1800年代)
1664年にイギリスが支配し、名前が ニューヨーク(New York) へ。
しかし、まだ大都市とは程遠く、
猫や豚が街を歩き回る
下水道がなく、ゴミは通りに捨てられる
街灯もほとんどなく夜は暗い
沼地や荒野がマンハッタンに残る
北側はほぼ森、農地、牧場
小さな商店と酒場が並ぶ程度
人口も18世紀はまだ数万人規模。
雰囲気としては、
“港を中心に少しずつ広がる、まだ粗削りな植民地都市”
といったところです。
4. 本格的に発展する直前のニューヨーク(1800〜1850)
19世紀に入ると急速に都市化が進む準備が整いますが、この段階でもまだ今ほど洗練されていません。
ただし人口は増えており
「荒削りな港町から商業都市へ向かう途中」
という感じです。
まとめ:発展前のニューヨークは?
一言で言うと、
森と湿地から始まり → 素朴な港町 → 衛生環境の悪い成長途上の都市
このように変化していきました。
今の高層ビル群とは想像もできないほど、
長い期間「田舎・港・森」が共存していた街だったのです。