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    2026年01月15日

    なぜアラスカはアメリカ領になっているのですか?

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    質問

    なぜアラスカはアメリカ領になっているのですか?
    ロシアの方が歴史的に近いのでは?


    解答

    結論から言うと、

    「歴史的に最初に来た国」と「最終的に領有した国」は必ずしも一致しない

    という典型例がアラスカです。


    ロシアの方が先に関与しましたが、国家として保持し続ける合理性を失ったことが決定的でした。


    1. 歴史的にはロシアが先(これは事実)

    ロシアの関与

    • 18世紀、ロシア帝国が探検・毛皮交易で進出

    • 実質的にアラスカを支配していた

    • ロシア正教会の布教、拠点建設も行われた

    「最初に来た」のは確実にロシア


    2. それでもロシア領であり続けなかった理由

    ① 距離が遠すぎた

    • ロシア本土から補給・統治が極端に困難

    • シベリアすら完全に掌握できていない時代

    維持コストが高すぎた


    ② 守れない土地だった

    • 英国(カナダ)との関係悪化

    • 戦争になれば確実に奪われる位置

    「いずれ失う」前提


    ③ 毛皮資源が枯渇し始めていた

    • ラッコ乱獲で収益性が低下

    • 植民地としての価値が下がる


    ④ 国内がそれどころではなかった

    • クリミア戦争後の財政難

    • 近代化の遅れ

    • 農奴解放など内部改革が最優先


    3. なぜアメリカに売ったのか

    ● なぜ「イギリス(カナダ)」ではない?

    • ロシアと英国は敵対関係

    • 英国に渡るくらいならアメリカへ

    ● なぜアメリカが買った?

    • 英国包囲(カナダ牽制)

    • 太平洋進出

    • 将来の資源価値

    • ロシアとの友好維持

    戦略的合理性が一致


    4. 「歴史的に近い=領有する権利」ではない

    ここが重要です。

    国際政治では

    • 発見

    • 居住

    • 実効支配

    • 維持能力

    • 国際承認

    が揃って初めて領土になります。

    ロシアは
    ✔ 発見
    ✔ 初期支配

    しかし
    ✖ 維持能力
    ✖ 防衛能力

    を失った。

    一方アメリカは
    ✔ 購入(合法)
    ✔ 継続支配
    ✔ 防衛・開発

    を行った。


    5. もし売られていなかったら?

    かなり高確率で

    • 英国に奪取される

    • カナダ領になる

    • 冷戦期に火種になる

    いずれかです。

    現在のロシア領にはなっていない可能性が高い


    結論

    ロシアの方が歴史的に近いのでは?

    歴史的には近い。
    だが「国家として抱え続ける合理性」を失った。

    アラスカがアメリカ領なのは

    • 偶然ではなく

    • 戦争でもなく

    • 極めて現実的な判断の結果

    です。

    国家は「思い出」ではなく
    「維持できるかどうか」で領土を持ちます。





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    posted by モニー at 18:00| Comment(0) | 北米史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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