質問
自動巻き腕時計の自動巻きのメカニズムを教えてください。 |
解答
自動巻き腕時計(オートマチックウォッチ)の「自動巻き機構」は、腕の動きを利用してゼンマイを巻き上げる仕組みです。 手巻きと違って、着けて動くだけで動力が補充されるのが特徴です。 1. 基本構造 自動巻きの中心には ローター(回転錘) があります。 * 半円形の金属の錘で、ムーブメント(時計の中の機械部分)の中心軸に取り付けられている。 * 腕を振ったり傾けたりすると慣性でローターが回転する。 2. 動力伝達の流れ 1. 腕の動き → ローターが回転 2. ローターの回転運動 → 巻き上げ車(ギア)を介してゼンマイに伝わる 3. ゼンマイが巻き上がる → バネにエネルギーが蓄えられる 4. ゼンマイのほどける力 → 歯車を回し、テンプやアンクルを経て針を規則正しく動かす 3. 代表的な工夫 * 両方向巻き上げ:ローターが右回りでも左回りでもゼンマイを巻き上げる仕組み(例:ETA 2824)。 * 片方向巻き上げ:一方向の回転のみゼンマイを巻く(例:セイコー 7S26)。 * マジックレバー方式(セイコー):シンプルで効率的な両方向巻き。 4. 特徴と利点 * 手巻きの必要が少ない(ただし長時間着けないと止まる)。 * 機械式の美しさ(ローターが見えるスケルトン仕様も多い)。 * 電池不要。 5. 注意点 * 毎日使っていればゼンマイが切れず動き続ける。 * 長期間使わないときは「ワインディングマシン」(自動巻き機を模したケース)でゼンマイを巻いておくこともある。 つまり、自動巻き腕時計は人の動きをエネルギー源に変換する小さな発電機械のようなもの、とイメージするとわかりやすいです。 |
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