質問
解答
ゴードン法(Gordon Growth Model)とは、企業の株式の理論価値(理論株価)を算出するための株式評価モデルのひとつで、「配当割引モデル(Dividend Discount Model, DDM)」の一種です。 特に、将来の配当が毎年一定の割合で成長すると仮定した場合に使われます。
【1】ゴードン法の基本式P=D1r−gP = \frac{D_1}{r - g}P:株式の理論価格(現在価値) D₁:来年(1年後)の予想配当 r:必要収益率(投資家が期待する利回り) g:配当の成長率(年平均で配当が何%成長するか)
【2】ゴードン法の考え方このモデルは、株式の価値を将来に渡って受け取れる配当の現在価値の合計とみなします。配当が年々増える場合でも、一定の成長率であるならば、無限に続く配当をひとつの式で計算できます。
【3】使う場面・メリット
【4】注意点・限界| 限界 | 内容 |
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| g ≥ r の場合は計算不可能 | 成長率が期待利回りを超えると、分母がゼロ以下になり計算できない | | 利用できる企業が限られる | 無配企業や業績が不安定な企業には使えない | | 将来の配当・成長率の予測が難しい | g の見積もり次第で大きく結果が変わる |
【5】簡単な例来年の配当:100円 必要収益率:6% 配当成長率:2% P=1000.06−0.02=1000.04=2,500円P = \frac{100}{0.06 - 0.02} = \frac{100}{0.04} = 2,500円→ この場合、株価が2,000円なら「割安」、3,000円なら「割高」と考えることができます。
【まとめ】ゴードン法とは、将来の配当が一定の割合で成長すると仮定して、株式の理論価格を求めるための評価モデルです。 配当が安定している企業の価値をシンプルに把握する際に有効ですが、成長率と収益率の見積もりが非常に重要で、すべての企業に適用できるわけではありません。
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