質問
バセドウ病とはなんですか? |
解答
バセドウ病(Basedow病、またはグレーブス病〈Graves' disease〉)は、甲状腺の自己免疫疾患で、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症」の代表的な病気です。 【原因】 バセドウ病は自己免疫反応により発症します。 体内で本来は攻撃すべきでない甲状腺に対して「TSH受容体抗体(TRAb)」という自己抗体が作られ、甲状腺を刺激し続けてしまいます。 その結果、甲状腺ホルモン(T3、T4)が大量に分泌されます。 【主な症状】 * 動悸・息切れ * 暑がり・発汗 * 体重減少(食欲はある) * 手の震え(振戦) * 疲れやすさ・筋力低下 * 目の突出(眼球突出) * 甲状腺の腫れ(首の腫れ) * 月経不順・イライラ感 【好発年齢・性別】 * 主に 20〜40代の女性に多く見られます(女性は男性の4〜5倍)。 【治療法】 1. 抗甲状腺薬(メチマゾールなど) 甲状腺ホルモンの合成を抑える薬。 長期間(1〜2年以上)の服用が必要です。 2. 放射性ヨウ素治療 放射性ヨウ素を服用して甲状腺組織を破壊し、ホルモンの分泌を抑えます。 3. 外科手術(甲状腺摘出) 重症例や再発を繰り返す場合に行われます。 【注意点】 * 無治療で放置すると、心臓や骨、筋肉に負担がかかり、心不全や骨粗しょう症を招くことがあります。 * 眼の症状が出ることがあり、重度のケースでは眼科的な治療も必要です。 日常生活や運動、食事制限についても工夫が必要になる場合があります。 |
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