
質問
関係詞節の見分け方を教えてください |
解答
関係詞節(relative clause)を見分けるためには、以下のポイントに注目するとよいです。 ### 1. **先行詞(名詞)を修飾すること** 関係詞節は、名詞(先行詞)を修飾する役割を持ちます。 例えば、「the book **that** I read yesterday」の「that I read yesterday」が関係詞節で、 「the book」が先行詞です。 関係詞節は、名詞に対する追加情報を提供します。 ### 2. **関係詞の存在** 関係詞節は、関係詞と呼ばれる単語(**who, which, that, whose, where, when** など)で始まります。 これらの関係詞は、節内の要素を補足しながら、先行詞に結びつけます。 - **who**: 人を指す(「人」に対する説明) - **which**: 物や動物を指す - **that**: 人、物、どちらでも使える - **where**: 場所を指す - **when**: 時間を指す - **whose**: 所有を表す 例: - The person **who** called me was my friend. (私に電話をかけた人は友達だった) - This is the house **where** I grew up. (これが私が育った家だ) ### 3. **関係詞節内の欠けている要素** 関係詞節の中では、通常、先行詞にあたる名詞が省略されています。 例えば、「the man **who** is talking」は「who」が主語で「the man」にあたります。 「The man is talking」と完全な文にはならず、「who」がその役割を果たしています。 ### 4. **限定用法と非限定用法の違い** 関係詞節には、**限定用法(restrictive)**と**非限定用法(non-restrictive)**の2種類があります。 - **限定用法**: 先行詞に対する不可欠な情報を提供し、先行詞を特定します。 関係詞の前にコンマはありません。 例: The book **that** I borrowed is interesting. (私が借りたその本は面白い) - **非限定用法**: 先行詞に対する追加の説明を提供しますが、その情報がなくても先行詞は特定できます。 非限定用法では、関係詞節の前にコンマが置かれます。 例: The book, **which** I borrowed yesterday, is interesting. (その本は面白い。昨日借りたものだ) ### 5. **主格、目的格、所有格の関係詞** 関係詞の格(主格、目的格、所有格)によって役割が異なります。 - **主格**(who, which, that): 関係詞節の主語となる。 例: The girl **who** sings is my sister. - **目的格**(whom, which, that): 関係詞節内の動詞や前置詞の目的語となる。 例: The book **that** I read was amazing. - **所有格**(whose): 先行詞の所有関係を表す。 例: The man **whose** car was stolen called the police. これらのポイントに注意しながら、関係詞節を文中で見つけ、意味を理解することができます。 |
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