
セキュリティ対策ソフトはプログラムの何を判断してそのプログラムをウイルスと判断しているのですか |
セキュリティ対策ソフトウェア(アンチウイルスソフトウェア)は、コンピュータ上で実行されるプログラムやファイルを分析し、 様々な手法を使用してそれらがウイルスやマルウェアであるかどうかを判断します。 主な判断基準として以下のようなものが挙げられます: 1. **シグネチャベースの検出:** セキュリティ対策ソフトは、既知のウイルスやマルウェアに対するシグネチャ(特徴的なパターンや署名)を持っており、 これらのシグネチャと一致するプログラムやファイルを検出します。 ウイルス定義データベースと呼ばれるデータベースには、 これらのシグネチャが記録されています。 2. **ヒューリスティック分析:** ヒューリスティック分析は、未知のウイルスやマルウェアを検出するための手法です。 プログラムやファイルの挙動やパターンを解析し、典型的なマルウェアの特徴に類似している場合、そのプログラムを検出します。 3. **行動分析:** セキュリティ対策ソフトは、実行中のプログラムの行動を監視し、不審な活動やシステムへの変更を検出します。 たとえば、ファイルの暗号化、他のプログラムへの感染試行、ユーザーデータの盗み出しなど、典型的なマルウェアの行動に対応することができます。 4. **クラウドベースの情報共有:** セキュリティ対策ソフトは、クラウド上のデータベースやセキュリティプロバイダのネットワークを利用して、世界中の脅威情報を共有し、新たに発見されたウイルスやマルウェアに対する迅速な対応が可能です。 これらの手法を組み合わせて、セキュリティ対策ソフトウェアはコンピュータ上で実行されるプログラムがウイルスやマルウェアであるかどうかを判断します。 しかし、新しいマルウェアが出現するたびにセキュリティ対策ソフトも進化を続け、新たな検出手法を導入することが必要です。 |
ウイルスとは日々戦いなのですね。
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